ポケットの中にはカセットテープだけ

テープが切れるまで、好きなことを好きなだけ書き綴っていければと思ってます。

またあした 考察

お風呂でぼっーと「またあした」を聴いていたら、ふと閃いた事があるので
「またあした」について考えてみようと思います。

下記が「またあした」の歌詞になります。

なにげなく君がよこした
メールの機微がわからず
とりあえず(笑)って書いて
送った日曜日

今日なにを食べたのだとか
嬉しいとか辛いとか
知りたいことたくさんあっても
何故だか聞けない

だから手と手
つないだ指先に残った願い
溶け合えない僕らが持つ
最初の習性

もうなにもいらないだとか
信じることが怖いとか
とりあえず胸に仕舞って
君を見ていよう

だから手と手
つないだ掌に灯った光
翔び立てない僕らが待つ
最後の流星

君と手と手
つないだ指先に残った願い
溶け合えない僕らが持つ
小さなおまじない

じゃあね またあした


エピソード4.0を読んで思ったのですが、
二番の歌詞の 君を見ていようって
誰かではなくて、水溜りに映った自分なのでは?と思いました。
ネロに騙されて、雨の中傘もささずハルは立ち尽くしています。
『もう なにもいらないだとか
信じる事が怖いとか とりあえず胸にしまって』
→自分のせいで…と自分を責めているハル
全部胸にしまって私が背負う。
あのエピソードを見た後だとそんな雰囲気を感じてしまいます。

でも、そんなハルですが
手と手を繋いで掌に灯った光→

上記はStar☆Glitter冒頭のシーン
挫けてしまったハルに対して、七咲ニコルが光を与える…そんなシーンだったら?
まあ、これはただの願望なのですが…

でも、もしそうだとしたら?
願いが呪いになってしまったAXiSを倒せるのは
願いを信じて、信じ続けていたから
雨の中打ちひしがれて自分で抱えこんでしまった。
でも願いがまだ願いのままのハルならば…あるいは…

ここで言う「小さなおまじない」はハルだけが持っているものじゃない。
誰もが皆んな持っているもの。
大人になると忘れてしまうもの。
それでも彼女達は忘れずに捨てずに「小さなおまじない」を持っている。
明日を迎える為の、明日をちょっと幸せになる為のおまじない。
誰かの幸せのために何かを願い、何かを感じる力。そんな小さいだけど積み重ねたら大きくなる そんな「小さなおまじない」


またあしたって言えるのはありきたりかもしれないけど、とても尊くて、
明日を迎えるための呪文でもあると思う。
それはきっと呪いじゃなくて純粋な願い。
明日がより良いものでありますようにという願い。
そんな想いのこもった小さな、だけど大切な歌なんじゃないかなって。