ポケットの中にはカセットテープだけ

テープが切れるまで、好きなことを好きなだけ書き綴っていければと思ってます。

春日部ハルは、どれだけ難しくても その選択肢を捨てない。

ハルとAXiSについて色々考えたいと思います。

そもそも、ハルは昔アイドルを少しの間やっていました。

弟が送った書類で受かってアイドルをやっていたけれど理想とは何もかも違うくて

辞めた。

アイドルなんて大っ嫌い!と自分の心に蓋をして……

でも、ある日張り紙を見つけます。

清掃員募集!の張り紙を。

それに導かれハルは、ナナスタに来て

過去との対峙をして「アイドル」になれたのです。

今回のエピソードを見てると、前回のエピソードと比べ、ハルの台詞は大幅に増えており、『私考えてたんだ』と言う台詞が出ます。

これで、ハルが前回、前々回からあまり発言していなかったのも理解出来ます。

ヒメは、皆んなは、支配人でさえAXiSを「敵」として認識しています。

ですが、ハルはそうではないのです。

皆んなアイドルを始めた理由は色々ありますが、ハルの最初の想いは誰よりもアイドルが好きだから。踊って歌うのが好きだから。

なのです。

そんな方法で、4U、KARAKURIにも打ち勝って来ました。

それが春日部ハルの強さであり同時に弱さでもあると思うのです。

ハルは、優しいです。

誰もが「幸せ」になれる最善策を考えて皆んなでソコに辿り着こうとします。

逃げ出して「しまったハル」はもう逃げ「出さない」ハルになったのです。

ですが、それは自身への脅迫概念目いたモノを感じてアイドルは皆んな誰しも「幸せ」出なければならない。

そう、感じてしまいます。

勿論、私だってハッピーエンドの方がいいです。

でも、ハルはアイドルが好きで好きで仕方ないからこそ敵対は絶対にしたくない。

その選択肢があっても選ばない。

選びたくない。

それなら他の選択肢を見つける。

そんな子なのです。

今回のAXiSという「敵」「絆」などは想いなどは一切通じません。

4U、KARAKURIのような仲良しこよしは出来ません。

ハルも、それは分かっているはずなんです。

でも、ハルはその選択肢を選ばない。

「誰かの背中を押すのがアイドル」という確固たるものがあるから。

ハルは決して譲りません。

誰しもが皆んな平等っていうのは難しいです。天秤はどちらかには傾きます。

誰かの幸せは誰かの不幸。

それでもハルは、そう分かっていてもハルは皆んなが幸せになる方法を選ぶ子なんです。

それがアイドルだから

皆んなに幸せを届けるのがアイドルだから

アイドルは傷つけ合う道具じゃない、アイドルは楽しく笑い合って、誰かの背中を押す光なんです。

例え、それが一瞬でも、いい。

忘れらされても、誰かの、光になれるなら。

それが、ハルの、春日部ハルの解なんです。

それがアイドル春日部ハルだから

それが脅迫概念になって春日部ハルを苦しめているのかもしれません。

でも、私はハルを信じたい!!

青空まで来た彼女を!!

私は信じたい!!

彼女が選び取った選択なら、きっとそれは間違いなんかじゃないから。

間違いでさえも正解に無理矢理にでも変えていく、それが春日部ハル、それが光だから。