ポケットの中にはカセットテープだけ

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エピソード4.0 AXiS第二話 感想など

エピソード4.0 AXiS 第二話が配信されたのでそれの感想など書き綴りたいと思う。

あらすじは前からの続きなので割愛させていただくことを了承いただきたい。

AXiSの事がより深掘りにされた第二話となった。

AXiSは何度も何度も、停電を起こしてライブをジャックする様子を見ていると執念の塊のように思える。

だが、AXiSと777☆Sの決定的な違いは団結力なのかなと感じた。

現状では天神ネロ以外は、ナナスタの皆んなと語っていない。

なので、憶測でしかないがAXiSのメンバーは皆んな1つの目的の為に集まったユニットであり、777☆Sのような団結力はない。

プロジェクター越しにメンバー紹介している時、声はセブンスそっくりだが、上部だけの薄ら寒いモノを感じた。

それと、セネカの自己紹介で「777☆Sの皆さん可哀想」って言っていたが、あの台詞はセネカ自身から出た本心のような気がした。

AXiSは自身の目的はあるが、皆んなツギハギのユニットなのではないかと考えられる。

逆を言えばツギハギだらけだからこそ、

セブンスのなし得なかった 「 頂点 」目指せるのではないのか?

セブンスはオルファン(孤児)や、心に傷を負ったモノが皆んなで肩を寄せ合って「笑顔の最強のグループ」(幼少期七咲ニコルが語り目指したモノ)となり沢山の人を笑顔にする。

それ故、団結力や仲間想いが強いユニットとなっている。それは過去のエピソードから見ても分かる。

そんなセブンスは「頂点」になる前に解散した。

今にして思えば セブンスは「頂点」に拘る必要は無く、ただ単純に笑顔にしたい!それが「最初の想い」なのだ。

解散の理由は未だ不明だが、誰かを笑顔にしたいという気持ちに嘘はない思う。

何らかの大人達の権力があったのが、若しくは その日がセブンスにとって終わりの日だったのかもしれない。

その終わりの 「 セブンス・ストライク」が

天神ネロの言う「 セブンスの呪い 」に関係しているのは間違いない。

天神ネロは必要以上に777☆Sを潰そうとし、メディア延いてはバックで大きな権力を使い

身も心もボロボロにしようと企んでいる。

青空にまで行った777☆Sを地の深い場所へ叩き落とそうとしている。

そこまでする理由は何なのか?

それも 「 セブンスの呪い 」が関係していると考えるのが妥当だろう。

ムスビ曰くネロは「一度死んだ人みたいだった」と言っていて、モモカはそれに対し「セブンスの亡霊?!」と言って六咲コニーは「まだ死んでない!」と全力で否定していたが、あながち間違いではないのでは?

セブンスに憧れていた九条ウメは、セブンスに憧れ、いつの間にか『希望』になっていた。

明日を生きる糧に。

だが、セブンスの解散によって無残にも九条ウメの『希望』は『絶望』に変わっていった。

そこからは妥当セブンス、セブンスを否定する為に、音楽を始めた。

天神ネロも、もしかしたら九条ウメと同じ、いやそれ以外なのかもしれない。

九条ウメは、二人の友達が居たから戻ってこれた。

だが、もしその二人が居なかったら?

天神ネロは友人と呼べるほどの友人もいなく、セブンスだけが生きる希望、明日を生きる糧。

それが絶望に変わった時、共有する友もいない彼女の炎を鎮火される事なく、自らを燃やし尽くす。

刺し違えてでも、自ら負った傷、「セブンスの呪い」を再現するのでは無いかと考えられる。

(「一度死んでしまった」天神ネロは「頂点」に立つ事により、もう一度蘇る?)

その為にも AXiSは、天神ネロは「 頂点 」に辿り着き、解散し、希望を絶望に変えるつもりなのではないだろうか。

個人的に、

・AXiSはユニットではあるがユニットではなく、天神ネロの意思だけで動いている。

・「セブンスの呪い」を一身に受けたのは天神ネロだけ(777☆Sと話したのがネロだけなので現状では判断しがたいが…)

KARAKURIの時も大きな力が働いていたが、これはそれ以上で、コニーさんも言っていたが「誰が敵か味方か分からない」の言葉から初代支配人が関わってる可能性が濃厚になって来ている。

話が進むにつれ、分かってくると思うが何せ分からない事が多すぎる。

他のエピソードみたく至極簡単な問題のラインはとうの昔に過ぎ去っている。

全てのエピソードが、このエピソード4.0に繋がっている まさしく起承転結の 「転」に相応しいエピソードとなっている。

さて、AXiSの話もほどほどにして

ここからは777☆Sについて語りたいと思う。

KARAKURIや、4Uでメディアの操作は何度も味わっている777☆Sだが、何度も練習したライブをたった一回でぶち壊されるのは、自分が頑張って作ったモノを横取りされるような苦しみだろう。

ヒメはそれに耐える事が出来ずAXiSの事務所に乗り込む。

それはひとえに777☆Sの皆んなが大事だから、全てを壊された、汚されのが途轍もなく屈辱だからだろう。

(ちなみに、セブンスをよく知る二人(スースとロナ)はAXiSは「セブンス」ではないとはっきりと言っている。

AXiSはセブンスと同じやり方をやると言っているが二人の発言でもう破綻してるのが分かる。AXiSはどうあがいてもセブンスにはなれない。 )

だが、気付いただろうか?

本来なら777☆Sのセンター春日部ハルが皆んなを引っ張りって納める役割だが、あまり喋っていない。

他のエピソードを見ずに、このエピソード4.0だけ見てみると ああ、ヒメって子がセンターなのかな?って思えてしまうが、そうではない。

そんな誤解をさせない為にも公式は他のエピソードを読んでから!と何度も、何度も言ったのだろう。

確かに、他のエピソードを見て今回のハルを見てみるとまるで別人だ。

他のエピソードならば、皆んなが折れそうな時に繋ぎ止める。

九条ウメに言葉をかけ、シズカに心からの想いを伝えた。

ハルが動き、それが皆んなへ伝染して行く。

そんなハルが、今回は行動せず、あまり喋っていない。

誰よりも歌うのが、踊るのが好きな春日部ハルが立ち尽くす事態が、事の重大さを語っている。

今日も、明日も、明後日も、

笑顔を絶やさないハルが

笑顔を見せず、行動せず、立ち尽くしている。

ハルが何を想ってるのかは分からない。

分からないが、AXiSの乱入により心にダメージを受けたのは間違いない。

いつも笑ってるハルが笑っていないのは

見ていて、とても辛い。

誰よりもアイドルが、歌うのが、踊るのが好きなハルだから深い、とても深い一撃になったのだ。

どんな壁も乗り越え、折れなかった春日部ハルが折れようとしている。

二度目のAXiSのライブによって。

私はそれを、ただ観ていることしか出来ない。

それが途轍もなく辛い。

PS.

777☆Sに勝つ賞賛があるとすれば

春日部ハルが立ち上がる時、

777☆Sは「 灰 」 にならないで済む。

だが、AXiSは 「灰」になるだろう。

エピソードを読んでいると、どちらかが、灰にならなければならない運命なのかもしれない……