ポケットの中にはカセットテープだけ

テープが切れるまで、好きなことを好きなだけ書き綴っていければと思ってます。

彼女たちの物語(ep4.0ネタバレ有&駄文注意)

長い、長い、雨がようやく止みました。

彼女達777☆Sは今回、悩み苦しみました。

それは十分すぎるぐらいに。

でも、みんな答えを出したのです。 解を出したのです。

ある者は誰かを守る為、ある者は自分の想いを護る為、居場所を護る為。 それぞれの想いを胸にAXiSとの対決へ挑みます。

どれだけ苦しくても、悲しくても。 前へ進む為に。明日へともう一歩進むために。

ハルが立ち上がって、みんなの輪が繋がりました。 AXiSに勝てないの「かもしれない」

解散してしまう「かもしれない」

消えて無くなってしまう「かもしれない」

たくさんの「かもしれない」があります。

でも、その「かもしれない」に怯える事なく、ハルは、777☆Sは進みます。 1つの可能性に怯える事なく、信じて進みます。

自分を、みんなを、そして「最初の想い」を

ある時、ある人が言いました。 「アイドルはアイドルじゃなくても良い!」と。

それの言葉のアンサーが今回のエピソードなんだと思います。 解散しても、たとえアイドルじゃなくても良い。 「アイドルとしての、成長より、人としての成長を願っている」

支配人の言葉です。

ナナシスは単なる誰かの慰めのモノではありません。

ナナシスは、アイドルモノではありますが、「誰かの物語」です。

なので、もしかしたら解散する事もあるかもしれないし、恋に落ちちゃう事だってあるかもしれない。

言うなれば、それはエゴかもしれません。 でも、その突き詰めたエゴが物語の基盤なのだと思います。 だから、背中を押す事が出来た。

だから、青空まで来る事が出来たんだと思います。

コニーさんとハルが河川敷で感情を爆発させるシーン。コニーさんは「分かんないよ!他人なんだから!」と言います。

そうです、他人なんです。 でも、他人だから 自分じゃない誰かだから言える事もあると思うんです。 涙を流しながら、誰かを応援することも。

ハルは、過去の出来事から目を背けず、ずっと闘って来ました。 笑い飛ばすこともせず、「逃げ出してしまった過去」と自分で認めて進んできました。

ハルは今回、誰かの背中を押していたはずなのに誰かを傷つけてしまったという事実に耐えられずに殻に篭ってしまいます。 それは奇しくも、 「ノッキン・オン・セブンス・ドア」の時のように。 あの時のは張り紙がキッカケでした。 天神ネロの言葉がトリガーになりました。

ノッキン・オン・セブンス・ドアで見せた感情を震わせたような声でハルは感情を爆発させ眼鏡を外したコニーさんとぶつかり合いました。 そして、虹がかかりました。

『雨の日だって、水溜りの虹は綺麗だってやっと気づけたね』

ハルは再びドアを叩きました。

それはシスターズのみんなも。

答えを出して、歩いて行きます。

まっすぐに、ストレートに。 Dear Straight Lights