「まっすぐ」進んで来たシスターズ。─誰かの背中を押す為に─
episode4.0、11話。いやあ…泣き崩れましたね…
ep3.5もそうだったのですが、ロナちゃんがここ一番の力強さをも見せてくれましたね。
人も、季節も変わっていく
それは3rdライブ「CHAIN THE BLOSSOM」で語られたように。
この歌は涙を隠しながら、誰かの背中を押すために
変化に戸惑いながらも進み続ける。それが少女たちの、ナナシスの物語。
「誰かの背中を押す」ということに何よりも、真っ直ぐで回り道をせず、一歩ずつ歩いて来た。ロナの言葉はそれの象徴でもあるのです。
AXiSという脅威に翻弄されてばかりではありましたが、ロナの言葉により、カタルシスが一気に爆発したように思えます。
下記はメモリアルライブの公式パンフレットに書いてある茂木さんの言葉です。
小さな頃は誰もが「まっすぐでいたい」とは思いません。
年月を重ね、多くを知り、多くを失い、多くの人と出会い、多くの人と別れ、
ふれあい、すれ違い、価値を探し、意味を探し、いつのまにか我々は「まっすぐ」のやり方を、在り方を忘れます。
まっすぐのまま日々を上手に生きるのはとても難しいことだからです。
自分のまっすぐは誰かのまっすぐではなく、他の誰かの願いを叶えるには非力すぎ、
それでも、他者を求め、他者に答えを求めるとき、まっすぐでいることが足枷になるからです。
そして、我々は自分が思うほど自由ではなく翼も持っていません。
「まっすぐ」でいようとするのは、とても難しいです。
でも、彼女たちシスターズは「まっすぐ」でありようとして、ずっと誰かの背中を押して来ました。
涙を隠して、噓を付いて。
それでもただひたすらに「まっすぐ」いられたのは「最初の想い」があったからのように思えます。
だから、七咲ニコルでいられた。
だから、角森ロナでいられた。
だから、シスターズでいられた。
難しい道なのに、何故彼女たちは「まっすぐ」を選んだのでしょうか?
それは、もう答えが出ています。
メモリアルライブのスタートラインの口上にありました。
始まりは小さな光でした。
遠く、遠く空に輝く光を目指して
一歩ずつ、ゆっくりだけど歩いて来ました。
誰かを照らす光になりたいと願って。
走っていきたい、と思ったこともあります。
飛んで行きたい、と思ったこともあります。
けど、そうはしませんでした。
ポケットがいっぱいだったから。
私達のポケットには支配人さんからもらった沢山のものが詰まっています。
笑顔も、泣き顔も、ありがとうも、ごめんねも
その、全てがかけがえのない宝物です
倒れそうな時もポケットに手を触れれば、暖かくて、勇気がもらえて。
だから、ずっと信じる事が出来たんです。
「最初の想いを」
ポケットの沢山をこぼさないように、一歩ずつ歩いて
ポケットの沢山に支えられて、ここまでやってこれました。
この「青空まで」
支配人、たどり着いた白線はまた新しい始まりの場所です
彼女たちが自分の想いにここまで「まっすぐ」いられたのは
「最初の想い」そして、背中を押す人がいたからなんです。
至極当然のことですが、誰かを応援するには誰か応援する人がいなければ出来ません。
背中を押す人がいなければ、彼女たちの物語はそこで終わってしまいます。
自分は、ずっと、背中を押されるだけの存在だと思っていました。
でも、知らず知らずのうちに両者ともに、救って、救われていたんです。
世の中、自由ではなく不条理が蔓延しています。
「まっすぐ」自分以外の誰かの為に「背中を押す」
その姿を見る度、ポケットが暖まって、勇気がもらえます。
たとえ。777☆Sが解散したとしても、「アイドルはアイドルじゃなくてもいい」という一つの可能性と、到着点を指示した777☆Sなら、きっと...
*1:脚注 Tokyo 7th Sisters Memorial Live in NIPPON BUDOKAN 2018.07.20 “Melody in the poket”公式パンフレット 明日へのスタートライン-Melody in the poket-に寄せて